2018年12月

その局面で、数的優位はどこ? フリーになっている味方はどこ? 大きなスペースはどこ?

今日は、オフェンスに焦点を絞ってトレーニングをしました。

焦点を絞ってトレーニングをすると、結局、基本が大事なことがわかります。

①ルック・アラウンド
周りを見て、状況把握していること。サッカーは、状況が秒単位で変化していくので、1回見渡して終わりでなく、頻繫に見てその都度アップデートしなくてはいけない。

②スィンク・ビフォア
ボールを受けてから考えていたのでは、もうすでに遅い。ボールを受ける前に次のプレーを前もって考えておくことが必要。

③ミート・ザ・ボール
ボールを待てば待つほど、敵に奪うチャンスを与えることになる。ボールに寄って、早く自分のボールにしなくてはいけない。

今日は、さぞ頭を使ったことと思います。今日指導されたことをちゃんと頭に蓄積しておいてください。年明けのトレーニングで、すっかり抜け落ちていたなんてことはご勘弁ですよ。

〇今日の練習
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サッカーIQを高くするために、動画を何回も見て、プレーイメージを頭に焼き付けてください。

「百聞は一見に如かず」です。
説明を聞くより自分自身の目で見た方が効果的です。主体性をもって、自分を伸ばすための材料にしてください。

【ジョルジーニョ】ビルドアップ集 SSCナポリ
https://www.youtube.com/watch?v=L4i-I2XWBFk

「馬を川辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」

選手自らが向上しようという気持ちを持つことが非常に重要です。

「今よりもっと良くなりたい」「今よりもっと上手くなりたい」「成長したい」。このような向上心を持つことは、サッカーのみならず、勉強やその他のことにも通じることです。

4日間試合が続きました。何を学び、何を伸ばすことができたでしょうか。教えてもらうという受け身の姿勢ではなく、自ら学ぼうとする主体性のある姿勢を持ちましょう。

とは言うものの、今回の交流戦を通して大きく伸びた選手が何人も現れてくれました。県大会に向けていい経験を積むことができました。
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今回の交流戦で、色々なチームと対戦し、様々な経験ができることはとてもありがたいことです。この経験を自分のプラスにしていきましょう。

今日の試合を通して、修正を図らなければいけないこと・・・
1、周りを見て、ピッチ上の状況の把握に努めなくてはいけません。自分とGK以外の味方の位置、敵の位置、どこにスペースがあるか、これらの状況をちゃんと把握しておかねばなりません。

2、ボールを受けてから考えていたら、それはもう「遅い」。前もって考えておいて反射的にプレーすることにトライしましょう。前もって考えておくことができていないから、ワンタッチプレーが少ないのです。

3、コミュニケーションがとれていない。「しゃべり」が少ない。サッカーはチームスポーツ。もっと味方同士で声を掛け合えるようになりましょう。
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シンプルなプレーが、ボールのない選手の動きを活性化し、活発化する。

ボールのない選手が、フリーランニングを開始した。が、パスが出てこない。ボールを持っている選手が、コネコネと何回もボールタッチしたためにヘッドダウンしてしまっていた。

再びフリーランニングで「決定的スペース」へ。ボールを持っている選手が、細かいタッチをすることを体が覚えてしまっていて、無意識に3~4タッチしてパスを出した。フリーランニングの選手は、オフサイドに。

世界トップレベルの選手たちは、持てる選手がシンプルにプレーする。ベッカムのプレーを見て、プレーイメージを頭に入れてほしい。

「ベッカム top9 Long Pass Skills」
https://www.youtube.com/watch?v=Ic0cDoe9BVY 

※「決定的スペース」=ディフェンスラインとゴールキーパーの間のスペースのこと。

ゴールが入る確率の高い時間帯が、データではっきりわかっています。それは、キックオフ後5分まで、タイムアップ前の5分間。

この時間帯は、得点・失点の確率が高いことはわかり切っているので、それなりの戦い方ができていなければいけません。

県大会まで、1ヵ月ありません。今回の交流戦でそのシミュレーションをしておかなければいけないのです。

それなりの戦い方をするために、我々のチームは、もっとコミュニケーションが必要です。

自分の考えを、声に出して味方に伝えなくてはいけません。ボールを要求する、ポジショニング修正を要求する、やってほしいプレーを要求する、相手の動きを味方に伝える、視野に入らないところを教える、士気を高める声等々。

黙っていても相手がわかってくれると思っていたら、大間違いです。「コミュニケーションを活発化する」、今回の交流戦で、一番伸ばしてほしい点です。
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「それは、できて当たり前」が、例えば全国大会に出場するようなチームと我々のチームとでは、そのレベルが大きく違う。

チームの選手のほとんどが、50m~60mのキックをポンポン蹴れていたら、当然それができることが当たり前と思うようになる。

チームの周りの選手のほとんどが、50m走6秒で走っていたら、6秒で走ることが当たり前と思うようになる。

市船や流経柏は、「全国大会に出て当たり前」と思って練習・試合をやっています。県内の他のチームが、この両チームになかなか勝ちきれないのは、当たり前と思えるかどうかの差なのかもしれません。

「できるわけないよ」と思っているうちは、できるものもできるようにはなりません。「できて当たり前」と考えられるようになると、気付いたらできるようになっているものです。

ちょっとしたことも含めて色々なことで、チーム全体の当たり前のレベルを上げてほしいなと思います。

〇今日の練習試合
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「『サッカーIQ』を高めるために、もっともっと声を出してコーチングしよう!」
「しっかりしたキックができるようにしよう!」

これが、今のチーム全体のテーマ。

サッカーの理解度が上がってこないとなかなか「声」を出すことができないもの。しかし、理解度がないからと「声」を出すことを躊躇していたら、いつまで経ってもそれが前に進んでいきません。無理にでも、「声」を出してコーチングすることにトライすべきなのです。

チーム全体が伸び盛りの今こそ、全員が積極性をもって、「声」を出してコーチングすることを上げていきましょう。その習慣が、必ず「サッカーIQ」をアップさせてくれます。

〇今日の練習
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「鎌ケ谷招待」 優勝しました。

結果よりも、何より内容が良くなりました。近頃の選手達の成長が結果に表れて本当に嬉しい思いです。

①チーム全体でボールを奪う共通理解を深めること(どこに誘導して、どこで奪う)。
②サイドからクロスを入れてシュート、という場面をもっと作ること。

以上の二つが、今日出た主な課題です。チーム全員が頭において、克服していこう。
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〇得点を決めた権田、アシストの檜田に優秀選手賞が贈られました。
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サッカーには、どういう攻め方、どういう守り方が正解と言うことはない。

例えば、攻撃のしかたには、バルセロナやマンチェスター・シティのように奪われないことを優先し、ボール保持をしながら攻めるやり方、ボールを奪ったら手数や時間をかけずにシュートに持ち込む攻め方、オープンスペースに展開しながら攻めるやり方、サイドチェンジをせず、同サイドで攻めきるやり方(アルゼンチンでメディアルーナと言う)、正解は一つではありません。

例えば、守備のしかた、縦を切って、中に追い込んで数的優位の局面を作って奪うやり方、中を切って、タッチライン際に追い込むやり方、前からハイプレスをかけるやり方(カウンタープレス)、奪われたらすぐにリトリートし守備ブロックを作ることを優先するやり方、敢えて守備ラインを下げて、スペースを空けないようにするやり方、攻撃と同様、これまたどれが正解と言うことはありません。

大切なことは、そのチームで共通理解がある中での戦い方をしなければいけないと言うことです。

守備の局面で、前の選手が、縦を切って内側に追い込んだのに、後ろの選手はライン際でハメようとしていた。前の選手が中を切ってライン際に追い込んだのに、後ろの選手は中を警戒していた。ゾーン・ディフェンスでいく筈なのに、所々でマンマークをしている選手がいて危険なスペースを開けてしまった。マンマーク中心で守っていた筈が、所々でゾーン・ディフェンス的な守り方をしてフリーな選手をそこかしこに出していた。

攻撃では、ボール保持を優先する攻め方なのか、できるだけ速くシュートに持って行こうとするのか、一人ひとりがバラバラでは、上手く攻撃できません。

サッカーはチームスポーツ、一人ひとりがバラバラで、1対1が10ヵ所あるようなサッカーではゲームが成り立ちません。

サッカーは正解が一つではないからこそ、チーム全体としてのやり方の共通理解を合わせることが重要になってくるんです。

〇今日の練習
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