2018年03月

ディフェンス・エリア~ミドル・エリア(中盤)までは、数的優位をつくってパスをつないでいくことが重要。ドリブルを生かすのは、アタッキング・エリアです。

ディフェンス・エリアや中盤で1対1を仕掛けてボールを取られてしまえば、カウンターで一気にピンチになります。数的優位をつくってフリーになっている選手にパスを通しながら、アタッキング・エリアまでボールを進めていきます。

パスは、出す方ともらう方の両方が必要なのは、理屈の上では言われなくてもわかっている筈です。しかし、ピッチに立つと、特にパスをもらう方の意識がどこかに飛んで行ってしまうことが多いようです。

サッカーの理解を進めなくてはいけませんね。

〇ボールホルダーの選手とオフ・ボールの選手とのアイ・コンタクト。パスは浮いてしまったが、ちゃんとパスが通った。
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〇写真右側の選手がトラップした瞬間、左側の選手はただ前に走るだけでパスをもらおうとしていない。これでは、パスが出せないので、パスコースが一つ減ってしまう。
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〇写真の選手は、ボールの持ち方が良くなり、ボールを失うことがひじょうに少なくなっている。
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檜垣裕志ブログより

 「サッカー」という勝負事をどう理解しているか。

自分がボールを持ったら取られちゃいけない。そのボールはゴールするためのもの、相手ボールならゴールさせないためにすぐに頭の切り替え必要。

攻めるときはゴール中心、守るときもゴール中心。

一対一のディフェンスでは、先ず抜かれちゃいけない。抜かれたらそこで全てが崩れる恐れがあるから。抜かれないためには、相手についていかなきゃいけない。こういう意識があれば、やみくもにボールを取りに行くこともなくなる。

体で行けと言うのも大きな間違い。
そういうことをしてるから自分のケガにも相手のケガにもつながるし、正しい基礎を覚えられないから上手くならない。

周りを見ろ、スペースを見ろじゃない。
周りを見れるようになるために、スペースを見つけられるためには、動くものを見るようにする。

ゴールは動かないんだから、必ずゴールを頭に入れて、ゴール中心に、ボール、味方、敵の順番に見るようにする。

ゴールを中心にボールと人を正しく見れていれば、良いスペースを見つけることができる。

サッカーの基礎知識を持つ必要がある。
味方ゴール前では、絶対にセーフティーファースト。
ディフェンスラインでボールを取られれば、一気にピンチになる。

中盤しかり。
中盤でボールを失えばすぐにカウンターになる。

ドリブルで仕掛けるポイントは、アタッキングサードでこそ意味がある。

そういったサッカーの基礎中の基礎をわかって上で、瞬間瞬間に各自の判断のサッカーがある。

それもこれも基礎技術があった中なので、上記のこともそんな簡単にはいかない。

だからこそ、先ずは正しい基礎技術をしっかりと身に付ける努力をしていかなければならない。

サッカーの基礎基本、基礎技術を正しく覚えて、身に付ける努力をしていくからこそ、本人のためになり、それこそが個の育成です。


〇敵と敵の間を突破していく。
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〇パスを出す方ともらう方がシンクロしたプレー。
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〇ドリブルでボールを運ぶ。
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厳しい経験をさせてくれる相手ほど、自分にとっては良薬。また、厳しい助言ほど、自分にとってプラス。その苦い薬を素直に受け入れることができれば、伸びていくことができるんです。

今日の練習試合の相手は、全国大会に何回も出ているチーム。自分の思い描いた通りのプレーをなかなかさせてもらえません。今までだったら、ちょっとしたトラップミスでもなんとかやり過ごせたけど、強豪チームだとミスを許してくれません。パスが多少ズレたとしても、なんとか通ることもあったけど、今日はすぐに奪われてしまいます。

結局、個人の技術を向上させなければ、チームの勝ち負けは語れないのです。「蹴る」「トラップ」の基本技術を上げるための練習に励まなければならないんです。今日は、とても良い薬をいただきました。
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春休みに入ってから、フェスティバルや練習試合が連続しています。この期間、試合中の指示をほとんどしないようにしています。悪く言えば、ほったらかしです。指示らしい指示といえば、「ボールを渡すな」「利き足でプレーしよう」のみです。

それは、自分で判断することを促したいから。トライ・アンド・エラーする中で、より良い解決策を自分で見つけ出してほしいと考えてのことです。

選手達は、この4連戦でこちらが考えていた以上に成長しています。選手が成長しているのを見るのは、指導者として本当に嬉しいものです。

〇相手ボールの場面。相手にシャツを引っ張られていたが、ボールを奪い返すことに成功した。
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〇相手のファウルでバランスを崩してしまったが、利き足でボールを持って、失うことなく保持し続けた。
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〇いいボールの持ち方・相手との駆け引きで、相手がこけてしまった。
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サッカーは相手ありきのスポーツ。相手のレベルが低ければ、思うようにプレーができるし、相手のレベルが自分たちより高ければ、思ったようにさせてもらえない。

したがって、練習試合に勝った・負けたで一喜一憂していたら、何ができていて、何ができていなかったのか、を分析する機会を失ってしまうんです。勝ったということで、ミスやできていないことを見逃してしまったり、負けたことで、できていたことや進歩したことに気付かないということが起こってしまうんです。

プレッシャーがかかった中やスペースがない中で、ボールを自分のものにすることがどれだけできるようになっていたのでしょうか。どれだけ進んでいたのでしょうか。

実戦の中で、味方の右足にピッタリつけられたのか、それとも左足にズレなくつけられたのか、狙った「点」にキックできていたのか、前よりどれくらい進化していたのか、自分自身に矢印を向けて分析してみましょう。

次にやるべきことが、はっきり見えてくるはずです。その見えたものを改善するようにするのが、練習なんです。

〇利き足のアウトでボールを持てるようになることが、本当の基本なんです。素直に取り組んでいる選手は、上手くなっています。
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〇シュート・シーン
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葛飾フェスティバル2日目でした。

連日の試合で疲労が溜まってきている様子が見えました。トレーニングで実践している技術を試合でしっかり発揮できているか、を確認するのが練習試合です。必要以上に勝ち負けにこだわり過ぎては、見えるものも見えなくなってしまいます。

試合内容は、良くなっていました。成長がしっかり見えました。

〇今日は、試合中のキックフォームを紹介します。
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Aチーム2試合、Bチーム2試合をおこないました。4試合とも、ボール支配率で相手を完全に上回っていました。近頃の成長がしっかり現れていました。

フェスティバルが、2日目、3日目と続きますが、疲労がたまって苦しい時にこそ、チームの真価が問われるのです。コンディションがダメなときのパフォーマンスこそが、自分の実力だと心得ましょう。

〇利き足でボールを持てることが、ひじょうに重要です。
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下の写真は、ボールの持ち方が良くなり急成長している選手です。明日から春休み、フェスティバルやトレーニングマッチなどが数多くマッチメイクされています。色々なチームを相手に、自分達の技術がどれほどなのか、積極的なトライをしてほしいですね。
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下の写真は、展開力が売り物の選手です。基本技術の「蹴る」能力があると共に視野の広さも持ち合わせています。明日からの試合でも自分の長所をしっかり発揮してくれるんじゃないかと期待しています。
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3月19日(月)サッカー部説明会は、教室に入りきれないほどの参加者で、2回に分けて実施しました。ありがとうございました。早く皆さんが我々の仲間になることを期待しています。


サッカーは、自立せざるを得ないスポーツ。

野球だと、一球ごとにベンチのサインを見てそのサイン通りにプレーしなければいけません。そこに、自分の判断を差し挟む余地はありません。

また、サッカーとバスケットボールは似ていますが、サッカーのコートはバスケットボールのそれと比べてはるかに広いため、自由度がより高くなります。自由度が高いということは、判断力が問われるということ。

味方の顔色やベンチの指示を気にしてプレーの判断をしているようじゃ、サッカーはできません。自分が判断し、その判断に自分で責任をとることが求められます。

また、誰かにサッカーを上手くしてもらうというような受け身的な考え方ではなく、自分で自分自身を高めていくんだというような主体性を持ちましょう。人に言われてやるのでは、自立できてるとは言えませんね。

後期選抜・学年末試験があって、久しぶりの練習試合。試験直前の練習からチーム全体が上り調子の様子が見えていたので、今日の試合を楽しみにしていました。

Aチームは、個人の技術がかなり上がってきています。パスが10本以上つながってゴールした場面は、ひじょうにファンタスティックなプレーでした。今取り組んでいるテーマ「ボールを取られない」が、成果として出ている場面でした。

ただし、パスがズレることも多く、「止める・蹴る」の基本技術をもっと高めるために反復トレーニングをしていきましょう。
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Bチームは、チームの中で技量の差が出てきています。写真のようにスペースがない中でボールを扱える技術が、本当に大事。個人の技術を高める努力をしてほしいと思います。
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※明日、柏中央高校新入生説明会後、サッカー部説明会を実施します。お気軽にご参加ください。

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